2014年06月22日

落穂拾い



落穂拾い




ジャン=フランソワ ミレー 『落穂拾い』






子供の頃、美術の授業で目にしたことがある絵ですね。

農地に落ち残った稲穂を拾い集めるという農民の逞しい生活を描いた作品。



今回は、この絵の解説や込められている意味は置いておいて、

私は久しぶりこの絵をじっくり眺めてみました。

視線はまっすぐ手元に向けられ、ひたすらに落穂を拾い続ける。

喜びや悲しみやすべてのものをしまい、ひたむきに一つの事に集中している姿。

どんよりとした空の色や、遠くかすかに見える作業している人達。



6月に入り、何かひとつ集中力に欠け、脱力している私にとって、

この絵が語りかけてくる“表現し難いメッセージ”をズシリと今感じています。


私にとっての落穂とは。

生きる上での根幹の部分について、絵は私に考えさせてくれました。


絵はその時のこちら側の状況によって、いろいろな顔を観せてくれるようです。

そして今回は、課題を与えられたような気がしています。





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